日本代表DF内田篤人(26)が右の膝蓋腱(しつがいけん)に炎症を起こしていたことについて、シャルケのホルスト・ヘルトチームマネジャーが日本を批判した。21日付の独ビルド紙が報じた。

 ブンデスリーガ開幕(8月23日ハノーバー戦)まで間に合わない可能性も出てきたという。内田は2月9日のハノーバー戦で右太もも裏の腱(けん)を完全断裂し、離脱。その後は日本やドイツでリハビリし、W杯ブラジル大会では1次リーグ全3戦にフル出場した。

 ヘルト氏は「ブラジルですべての試合に出た。日本人にとってW杯は他の何より優先されていた。内田の健康状態は良くなかった。恒常化しないように気をつけなければならない。そのために2~4週間、休ませる」と批判したという。

 また21日付の独ルールナッハリヒテン紙によると、シャルケは何人かの負傷者を抱えているが、新選手獲得の予定はないという。ヘルト氏は現有戦力への信頼を口にしている。主力選手が長期離脱しない限り、もしくは非常に手頃な価格で新しい選手が獲得可能な場合以外は、補強はなさそうだと報じられている。