<国際親善試合:スペイン0-1ドイツ>◇18日◇ビーゴ

 FIFAランク1位のドイツがアウェーで同10位のスペインを1-0で下した。

 両チームともケガ人が多く、ドイツはGKノイアー(Bミュンヘン)MFロイス(ドルトムント)MFシュバインシュタイガー(Bミュンヘン)ら、スペインはMFイニエスタ(バルセロナ)MFセスク(チェルシー)MFシルバ(マンチェスターC)らを欠いた。

 雨の中で行われた試合は0-0で迎えた後半44分、MFクロース(Rマドリード)のゴールやや左25メートルからの地を這う右足ミドルシュートが、相手GKの飛びついた手をはじいてゴールネットを揺らし、これが決勝点となった。

 ドイツのレーウ監督は「新しい選手たちのパフォーマンスに満足している。たとえ引き分けでも自分は満足して家路につけた。チームの姿勢はとても良かったし、ジブラルタル戦とは全く違った」と話した。

 スペインはこの敗戦で2006年以来34試合続いたホームでの連続不敗記録にピリオドを打ち、W杯後で3敗目を喫した。デルボスケ監督は「チームは今転換期にある。将来について楽観視していきたいが、結果に関しては満足していない。均衡した試合だったが、クロースのゴールで試合は決まった。彼は良いプレーをしていたし試合を決めた。ともかく選手たちのポジティブなパフォーマンス、しっかりと要求をこなしてくれた事を考えたい」と話した。