国際サッカー連盟(FIFA)は14日にチューリヒで開いた理事会で、各クラブの先発メンバーに6人以上の自国選手の起用を義務付けていく方針を満場一致で固めた。現在、欧州連合圏ではサッカー選手も労働者として、移籍の自由が認められている。ビッグクラブでは自国選手が6人未満というチームが多く、優秀な選手を国外から買い集めるのが現状。ブラッター会長は「(自国選手枠が)クラブの独自性を強化し、若い選手への投資を促進する」と新ルール導入へ意欲を示す一方で、「現行法と衝突するつもりはない」と、慎重さも示した。