ボルフスブルクに移籍した日本代表FW大久保嘉人(26)が6日、チームに完全合流した。この日の現地は氷点下10度。練習場近くの川も凍ってしまうほどだった。午前中に室内で筋力トレーニング中心のメニューを消化。「これはやばいね。かなりキツイよ」と、予想以上に質の高い練習内容に驚き、午後からは凍り付いたグラウンドに出て精力的に動いた。

 5日には入団会見に臨み、11年6月末までの2年半の異例の長期契約を結んだ。6日付のボルフスブルガー・アルゲマイネ紙は「大久保の加入でチームは王者へ手をかけた」と期待の高さを示した。大久保は、プロ入り当時からあこがれてきた元日本代表で昨季限りで引退した森島寛晃氏と同じ背番号「8」を選んだ。「日本では8がいい番号なのでほしかった。8番も緑のユニホームも似合わないと思いますが、似合うように頑張る」と晴れ晴れとした表情だった。(西村友通信員)

 [2009年1月7日8時45分

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