<南米選手権:パラグアイ0-0(2PK0)ブラジル>◇準々決勝◇17日(日本時間18日)◇アルゼンチン・ラプラタ

 大会3連覇を狙ったブラジルがパラグアイに屈した。延長を含めた120分間で0-0に終わり、PK戦では4人のキッカー全員が失敗し、0-2で敗れた。開催国アルゼンチンとともに南米の強豪2カ国が史上初めて同時に4強を逃す波乱となった。

 ブラジルは圧倒的に攻めたが、PK戦で力尽きた。前半からシュート数で22対5と押しまくったが、ゴールを奪えなかった。PK戦では1人目の名手エラーノが枠の外へ外すと、続くチアゴシウバがGKに止められた。サントス、フレジのシュートも枠の外へ。大会4試合でわずか1勝にとどまり、メネゼス監督は「決定力を欠いたのは事実。それを改善するのは私だ」と出直しを誓った。(エリーザ大塚通信員)