<セリエA:アタランタ3-2インテルミラノ>◇11日◇ベルガモ

 日本代表DF長友佑都(26)が所属するインテルミラノがアウェーでアタランタに敗れた。長友は4-3-1-2システムの左サイドバックとして先発。後半28分からは右サイドへ移ってフル出場した。しかし1-1の後半15分、相手の勝ち越し点につながるクロスを簡単に上げさせてしまうなどミスもあった。インテルの公式戦連勝は10でストップした。首位ユベントスとの勝ち点差は4に広がった。

 リーグ戦7連勝、欧州リーグも含めると10連勝と好調を維持してきたインテルがついにストップした。長友も1-1の後半15分に手痛いミス。ゴール右からパスを出そうとする相手MFモラレスについて行けず、簡単にクロスを上げられ、FWデニスの勝ち越しゴールを許してしまった。長友は試合後、報道陣の前に現れることなくスタジアムを後にした。ガゼッタ・デロ・スポルト紙やラ・レプブリカ紙など翌日のイタリア各紙は長友に対し、いずれも5・0点という低評価。「珍しく苦しめられ、いろいろミスもしていた」(ガゼッタ紙)「持続的に攻撃を続けるが、今回の役目はサイドバックで、そこでは難点がある」(ラ・レプブリカ紙)などと辛口コメントが並んだ。(波平千種通信員)