29日のウェストブロミッジ戦で先発し、約2カ月ぶりに戦列復帰したマンチェスターUの日本代表MF香川真司(23)を、地元各紙は好意的に報じた。インディペンデント紙は「状況を打開したのは香川のパスだった」と高評価。エクスプレス紙は「強い雨のピッチでも、簡単そうにワンタッチパスやフェイントを見せた」と紹介した。

 香川も試合後に「この2カ月はつらかった。復帰できてよかった」と喜んだ。後半21分に交代させたファーガソン監督は「シンジは前半とても良かった。久々だから交代させたが、自分の仕事をしてくれた」と合格点を与えた。ただ、香川と交代でピッチに入ったファンペルシーがゴール。香川は「さすがだなと思いました」とたたえ、「この2カ月間(他の)前線の選手は結果を残している。自分も負けていられない」と定位置確保へ意欲をみせた。