名古屋からベルギー1部スタンダールに移籍したFW永井謙佑(23)が28日、現地で入団会見し、先輩と息のあった“連係”を見せた。隣には川島の姿。英語の通訳を、先輩が務めてくれた。記者から「先輩を通訳に使う気分は?」とからかわれて「非常に申し訳ない」と恐縮しつつ「(川島がいて)安心してます。フランス語は勉強していない」と笑わせた。
絶妙の関係だった。返答に窮するたび先輩に確認。
記者
他チームからの興味やオファーがあった?
永井
(小声で)どこからあったか言うんですか?
川島
そこまで言う必要ないけど、あったのかを。
永井
欧州から、何チームかありました。
また、「スピードが自分の特徴」と胸を張れば…。
記者
どのくらい速い?
永井
(困って)どう表現したらいいんでしょう。
川島
僕より速い、で。
永井
間違いなく(川島より)速いです(笑い)。
ベルギーに来た理由を「周りに日本人がいると甘えちゃう」と説明した。記者から「さっそく川島選手に甘えてますね」と問われて「今は近い距離にいますけど、ピッチでは…。そのことです」と苦笑い。
会見終了後、通訳を無事終えた川島はフランス語で一言。「あぁ、疲れた」。