<セリエA:インテルミラノ3-1キエボ>◇10日◇ミラノ

 インテルミラノは5試合ぶりの白星で単独4位となった。前半2分にFWカッサーノが先制点、同21分に同点とされるも5分後に勝ち越すなど、試合の流れもよかった。DF長友佑都(26)は左サイドバックとしてフル出場し、攻守に貢献した。

 長友は日本代表から戻って、本格的に練習したのは2日だけで試合に臨んだが、好プレーを連発した。後半5分のFWミリトの得点も、長友からカッサーノへのパスが起点。直後には味方のシュートをGKがはじいたところで左足シュート。終盤にも30メートルドリブルや好クロスを見せた。特にカッサーノとの連係が際立ち、本人も「試合中から『俺たちで絶対いけるんだ』と話していた。左サイドが武器になっている」と自信を深めていた。(波平千種通信員)