オランダ2部VVVのハイ・ベルデン会長(63)が28日、柏-新潟戦を観戦。新潟の右サイドバック、19歳のDF川口尚紀を絶賛した。得点にこそ絡まなかったが前半から右サイドを駆け上がり、ゴールにつながりそうなクロスを上げ続けた。

 FW大津祐樹(23)に加え、もう1人日本人を獲得したいというベルデン会長は「気になったのは24番のカワグチ」と明言。「今回は20歳以下の選手を中心に見た。若ければオランダの戦術に適応する時間もかけられるから」と説明した。

 川口は小学生のころから突破力が武器のFWとして頭角を現し、現在はDFおよびMFとしてプレー。U-17日本代表として11年U-17W杯メキシコ大会での8強入りにも貢献した逸材だ。他にも獲得候補がいるというベルデン会長は「ウチのクラブをステップにしてほしい。本田(圭佑)や(吉田)マヤもそうだった」と日本選手全体へのアピールも忘れなかった。