レスリング男子フリースタイル57キロ級で昨年の世界王者、高橋が思わぬアクシデントに泣いた。

 初戦の2回戦でカン・グムソン(北朝鮮)に5-9で敗れた。2-2で迎えた第2ピリオド開始直後、タイマーが故障し、そのまま15分試合が中断。試合は再開されたが、リズムを乱され、力を発揮できず敗れた。「集中力を切らせてしまったのは自分の弱さ」。その後、敗者復活戦を勝ち上がって、銅メダルも「金メダルが欲しかった」と悔し涙。しかし、世界王者の重圧もあっただけに「肩の荷が下りた」と本音も漏れた。