陸上男子やり投げで2009年世界選手権銅メダルの村上幸史(31=スズキ浜松AC)が14日、東京都内で冬場の練習を公開し、来年のロンドン五輪に向けて「瞬発系の筋力を強化し、85メートルを目指したい」と目標を掲げた。

 この日は女子やり投げの海老原有希(スズキ浜松AC)らと一緒にボールを使った練習などを披露した。

 今夏の世界選手権(大邱=韓国)は80メートル19で予選落ちに終わったが、年間の平均記録は初めて80メートルを超えて81メートル70前後だったという。「全体を通したパフォーマンスは上がっている。1投目の精度を上げて、五輪では決勝に残って勝負したい」と意欲を口にした。