<全国高校バスケット選抜優勝大会:東海大四91-63前橋育英>◇23日◇男子1回戦◇東京体育館

 東海大四(北海道)が前橋育英(群馬)を91-63で下し、2回戦に進出した。

 インサイドを制し、勝利をつかんだ。センター増田源士(3年)が身長差14センチをものともせず、今大会日本人最長身207センチの前橋育英センター岡部健太(1年)を圧倒。26点、16リバウンドを奪った。「セネガル人と比べたら力がなかった」と相手にしなかった。

 今月13~15日に行った今年3度目の福岡遠征の経験が生きた。福岡一のセネガル人選手とマッチアップ。体格差がある中で守備でもリバウンドでも好位置を譲らないために、相手に体をぶつけるタイミングを覚えた。練習試合は20点差で敗れたが、今大会へ向け自信をつけていた。

 30度目出場の節目で、まずは1回戦突破。次戦は強豪・能代工だ。佐々木睦巳監督(43)は「20度優勝?

 前の(加藤)監督でしょ?

 経験豊富という意味では胸を借りてやるけどね」と不敵に笑った。目標の8強超えへ、名前負けする様子はない。