日本自転車競技連盟の橋本聖子会長は12日、2020年東京五輪のトラック種目とBMX、マウンテンバイクを全て静岡県伊豆市で行う案を見直し、再検討することを明らかにした。今月中にも国際自転車連合(UCI)の関係者が視察のため来日する。

 UCIのクックソン会長はBMX、マウンテンバイクの東京での開催を強く求めており、橋本会長は「BMXは都市型スポーツで(会場を)都心に持ってこられないかというのが国際オリンピック委員会(IOC)とUCIの意見。IOCも若者を取り込みたいと思っている」と説明した。

 トラック種目については都内に仮設会場を整備する計画を中止し、伊豆ベロドロームの観客席を増設して対応する方針に変わりないとした。