日本自転車競技連盟は29日、別府史之(28=ラジオシャック)がロンドン五輪の男子ロード代表に内定したと発表した。五輪出場枠をめぐる国際自転車競技連合(UCI)のポイントが今月15日に集計され、日本は現時点で2枠を確保。日本勢トップの別府にまず1枠を与えた。

 北京に続き2大会連続の出場となるが、「前回はピーキングに失敗し、ボロボロだった(ロードレースは途中棄権、タイムトライアルは39位)。今回は早い時期に内定をもらい、長期的なスケジュールで臨める。しっかりコンディションをつくり、結果を出したい」と意気込んだ。

 別府は神奈川・藤沢北高校卒業後フランスに渡り、欧州でプロとして活躍。09年には日本人として初めてツール・ド・フランスを完走し、敢闘賞も獲得した。なお、ロンドン五輪の男子ロードレースは来年7月28日、同タイムトライアルは8月1日に行われる。