<自転車:ツアー・ダウンアンダー>◇第2S◇18日◇オーストラリア・ロベサル〜スターリング◇148キロ

 ウィリアム・クラーク(26、オーストラリア=UniSAオーストラリア)が単独の逃げを決めて第2ステージを制した。総合首位にはマルティン・コーラー(スイス=BMCレーシング)が浮上した。

 クラークはレース序盤にコーラーと逃げを形成。40キロ地点では10分の差をつけた。この日、4秒差の総合3位でスタートしたコーラーは2つのスプリントポイントをトップで通過。ボーナスポイントを得てこの時点で総合首位のアンドレ・グライペル(ドイツ=ロット・ベリソル)を逆転し、さらに2秒差をつけたことで集団に戻ったが、クラークはそのまま逃げ続けた。

 集団は逃げるクラークを追ったが、残り5キロで4分と差は詰まらず、結局、クラークが2位マイケル・マシューズ(オーストラリア=ラボバンク)に1分2秒差をつけて優勝した。クラークは「本当に信じられない。最後の10キロは疲れ切っていたよ。こんなに長く逃げることができるなんて驚きだ」と話した。

 2位にマシューズ、3位にサイモン・ゲランス(オーストラリア=グリーンエッジ)が入り、出場停止が明けたアレハンドロ・バルベルデ(スペイン=モビスター)が4位に入った。宮沢崇史(サクソバンク)は13分27秒遅れの104位だった。

 総合はグライペルと同じメーン集団でゴールしたコーラーが首位に浮上し、2秒差の2位にグライペル、4秒差の3位にマシューズ。