オランダの銀行ラボバンクが19日、プロチームのラボバンク(オランダ)のスポンサー契約を終了させることを発表した。ランス・アームストロング氏への米国アンチドーピング機関のリポートの公表などにより「自転車競技への信頼は終わった」ことが原因としている。12年末までに撤退するのは男女のプロチームで、17年に渡りスポンサーを続けていた。

 ラボバンク側は「重い決断だったが、我々にとって避けて通れないものだった。だが、もはや国際的な自転車競技がクリーンで誠実なものを生み出せるとは思えない」としている。

 ラボバンクには男子ではロベルト・ヘーシンク(オランダ)や11年と12年のツール・ド・フランスでステージ優勝したルイスレオン・サンチェス(スペイン)、女子ではロンドン五輪と世界選手権でロードレースを制したマリアンヌ・フォスらが所属している。