<第85回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・9キロ)

 5区で区間新を樹立した東洋大の柏原竜二(1年)が、MVPに相当する金栗(かなぐり)賞を受賞した。8人抜きで、チームを往路Vに導くなど活躍は文句なし。優勝会見では「ここにいられることが夢みたい。金栗賞も、今は何も言えないというか、何て言っていいか分からない」と夢心地だった。“激走”の反動からか、一夜明けた3日は、経験がないほど両足が筋肉痛という。

 「山の神」こと今井の記録を塗り替えたが、来年はどの区間を走るか未定。「行けと言われた区間をやります。まずは、メンバーに入れるように頑張ります」。佐藤監督代行は「もう1回は山をやってもいいかな。でも、本来は2区。エースは2区を走って羽ばたいた方がいい」と話した。

 次戦は18日の全国都道府県対抗駅伝(広島)。「(チームに)五輪選手がいるので、足を引っ張らないようにしたい」と抱負を述べた。