<柔道:グランドスラム東京2011>◇2日目◇10日◇東京体育館◇男子90キロ級

 男子90キロ級で世界選手権2大会連続銀メダリストの西山大希(21=筑波大3年)が、よもやの2回戦敗退を喫した。ロベルト・メローニ(イタリア)に得意の大内刈りを返され敗れた。その前に1本勝ちを取り消され、気持ちを切り替えたはずだったが「心のどこかで…」と整理のつかないまま試合続行。得意技を仕掛けた際も「今、思えば足が伸びきり体が浮いた状態だった」と中途半端を悔いた。「ロンドンに大きく近づく大会」(西山大)で敗退。今後は「年明けにマスターズもある。1日1日、メダルを取ることを頭に入れたい」と話した。