現役復帰を目指すフィギュアスケート元世界女王の浅田真央(24=中京大卒)が「京舞」を教訓にした。28日、都内で行われたマットレス「エアウィーヴ」新CM発表会に和装で登場。京都での舞妓(まいこ)体験を映したCMでは、日本舞踊「京舞」も体験した。中腰が基本で、上半身の所作で表現する伝統的な踊りに、「キュッと気持ちが引き締まる感じ。フィギュアやバレエと同様、体の軸が大切と分かったので、軸を大切に試合に向けて練習したい」と声を弾ませた。

 今月に入り、昨季まで師事した佐藤コーチのもとで、本格的に練習を再開。今季の1年間の休養をへて気持ちを固めたが、体はブランクの影響が残る。「試合に出場できるレベルにもっていくこと」が当面の目標で復帰戦は未定だ。舞妓も現役中はできなかった経験の1つ。戦いの場に戻るため、それらの経験を糧にした「大人の滑り」を模索する。