30歳の添田豪は得意の芝コートで粘りも実らず、ビッグサーバーのジョン・イスナー(米国)に力負けした。

 208センチの長身から繰り出すサーブで38本のエースを決められ「対策は練っていないが、どうにもならなかった」と悔しさをにじませた。

 フラット系の打球が生きる芝の聖地は「苦手意識がない」と言い切る。第1セットは要所で緩急を使ったショットが効果的でタイブレークに持ち込みながら、パワーで押し切られた。第2セット以降は大事な場面でミスが出て反撃できず「次の全米オープンに備えたい」と巻き返しを誓った。