女子の前年度覇者で世界2位のペトラ・クビトバ(25=チェコ)が3回戦で敗れる波乱があった。元1位で同30位のヤンコビッチ(セルビア)に6-3、5-7、4-6の逆転で敗退した。

 クビトバが沈んだ。第1セットを奪い、第2セットも3-1とリード。4-1とするポイントもあったが、それを逃すと、流れは相手に傾いた。「何が起こったのか分からない。突然、ショットが入らなくなった」。一気に逆転され、最終セットも相手の堅実なショットに押された。大会2度の優勝者が3回戦で敗退に「大好きな大会で簡単に負けるなんて本当に悲しい」。これで女子は、上位16シードのうち9人が4回戦を前に敗退。今大会に4大大会4大会連続優勝がかかる第1シード、セリーナの独走態勢が見えてきた。【吉松忠弘】