水泳の世界選手権(ロシア・カザニ)で銅メダル4個を獲得したシンクロナイズドスイミングの日本代表が3日、帰国した。

 4大会ぶりに表彰台に立った選手たちは、来年のリオデジャネイロ五輪に向けて意欲たっぷり。井村雅代ヘッドコーチ(64)は「リオに向けて、これからが勝負。強化策をいろいろ考えて、(本間三和子)シンクロ委員長には話してある」と五輪でのメダル奪回へ話した。

 当面の目標は、来年3月に行われるリオ五輪の世界最終予選になる。デュエットは今大会で出場権を得たが、中国に次いでアジア2位となったチームは出場権獲得が必要。「すべてオープンにして、見せる。隠しても仕方ない」とリオ五輪用の振り付けを半年で完成させることを目指した。

 ソロとデュエット、チーム、フリーコンビネーションで7種目を泳ぎ切ったエース乾友紀子(24=井村シンクロク)は「初めて世界の表彰台に立って、リオに向けて自信になった」と五輪メダルを目指して話していた。