世界ランク14位の日本は同12位のトンガに逆転負けし、全体4位で全日程を終えた。

 前半7分にFB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機ジュビロ)が約40メートルのペナルティーゴール(PG)を決め、幸先よく先制に成功した。しかし6-3の前半29分にこの試合最初のトライを奪われて逆転された。2分後にフランカーのツイ・ヘンドリック(27=サントリー)が相手ゴール前約15メートルから飛び出して左中間へトライを決め一時は逆転も、PGで再逆転され11-16で前半を折り返す。

 後半に入っても体の強さで押してくる相手の攻撃に対して根負けした。12分、40分と奪われた2つのトライも相手が攻撃の回数を重ねたところで我慢しきれず、守備が崩れた。9月のW杯イングランド大会まであと45日と迫った中、課題が露呈した試合となった。フランカーで出場したリーチ・マイケル主将(26=東芝)は「密集戦や守備の精度がまだ甘い。あと1カ月で仕上げなければならない」と話した。