日本が世界選抜に完敗した。

 前半はトップリーグのパナソニックでも活躍する元オーストラリア代表SOベリック・バーンズにペナルティーゴール(PG)を重ねられた。13分にWTBカーン・ヘスケス(30=宗像サニックス)が右へトライを奪い、7-19で折り返した。

 後半は地力の差が出た。モールで認定トライこそ奪ったものの、194センチ123キロの大型WTBナイヤラボロに2トライを奪われるなど守備が機能しなかった。日本時間5日まで行われた北米でのパシフィック・ネーションズ杯に続き、体格に勝る相手に対する守備の課題が浮き彫りとなった。

 試合後、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(55)は「非常に残念。タックル力が低かった。一発で倒す遂行力が必要」と振り返った。またリーチ・マイケル主将(26=東芝)も「1対1のタックルが甘くて、世界で戦えるレベルではない。改めないといけない」とタックル精度の低さを課題に挙げた。