リオデジャネイロ五輪予選を兼ねた新体操の世界選手権に出場した日本代表が15日、ドイツから帰国し、都内で会見した。

 個人総合では皆川夏穂(18)が15位で、日本に個人で3大会ぶりとなる五輪出場枠「1」を獲得。団体も5位で8位以内の五輪出場を決めた。団体では上位との差も少なく、五輪メダル圏内に入ってきた。団体ではリボンで銅と75年マドリード大会以来、40年ぶりにメダルを獲得。五輪種目ではない種目別とはいえ、日本の実力アップを証明した。

 日本協会は新体操の低迷打破へ、05年から代表は合宿制度を取り入れ、10年からはロシア人コーチを招聘(しょうへい)。13年3月からは今大会で出場枠を獲得した皆川らの拠点をロシアに移すなど、長期的強化を続けてきた。畠山愛理(21)は「五輪ではもっと輝いて笑顔で表彰台に立ちたい」と、史上初の新体操の五輪メダル獲得へ意欲を見せていた。