右肘骨折で今夏の世界選手権を欠場した萩野公介(21=東洋大)が5冠を達成した。

 男子200メートル背泳ぎを1分58秒52で優勝。200メートルバタフライは2分0秒77で3位だったが、出場6種目で5種目を制した。

 「今日は予選より決勝の方が良かった。また少し前に進める」と5冠を振り返った。第1日が60点、第2日が62点だった自己採点は「62・2か3点」と笑顔を浮かべた。

 最終日の23日は本命の400メートル個人メドレーに出場する。「タイムはまったくわからないが、自分の今の実力を出すだけ。久しぶりに楽しみたい」とどこまでも前向きだった。