女子シングルスは、3連覇を狙う石川佳純(22=全農)、6回戦で福原愛に勝った加藤杏華(19=十六銀行)、平野美宇(15=エリートアカデミー)、伊藤美誠(15=スターツ)が準決勝進出を決めた。

 今夏のリオデジャネイロ五輪団体戦の日本代表候補で、初4強の伊藤は、浜本由惟(17=エリートアカデミー)を4-1で破り、「私も15歳なのでよくわからないですけれど、10代が3人も入るのは、すごいなあって思います。うれしくなってくる。自分の中では先頭に立っている気持ちではなく、いつも下から(挑戦する気持ちで)やっています」と笑顔を見せた。

 同じく初4強の平野も松沢茉里奈(23=日立化成)に4-2で勝ち「メダルをとる目標は達成できたので、優勝したい目標に変わりました。若い人が頑張っている中に入ることが大事だと思うけれど、その中で自分が1番にならないと」。頂点に挑む強い姿勢を示した。石川は佐藤瞳(18=北海道・札幌大谷高)に4-1、加藤は早田ひな(15=石田卓球ク)に4-1で勝利した。

 17日の準決勝では石川と加藤、平野と伊藤が対戦する。