日本ラグビー協会は21日、都内で理事会を開き、日本代表ヘッドコーチ(HC)に就任した「スーパーラグビー(SR)」ハイランダーズ(ニュージーランド)のジェイミー・ジョセフ監督(46)が指揮を執る今後の代表強化方針を各理事に伝えた。

 坂本典幸専務理事(58)は理事会後、「今までの経歴、世界のネットワークがあること、日本の事情を良く知っていることが大きい」と就任理由を説明した。契約期間はSR全日程終了後から19年W杯日本大会終了後まで。そのため6月18、25日に予定されているスコットランド戦の指揮は執らない。代わりに指揮する人物については「考えはあるが、(2月)1日に話します。まだジョセフ氏と今後の話をする中で詰め切れていない」と、2月1日に予定されている日本協会の会見で話すとした。

 日本代表HCのワーキンググループの1人だった平尾誠二理事(53=神戸製鋼GM)は、ジョセフHCが99年W杯で日本代表として活躍時にヘッドコーチを務めていた。「人間的にもプレーも愚直な男。サッカーもそうだと思っていますが、日本を知らない外国人では、なかなか結果が出ないと思っています。いい人選ではないかと思う。いい結果を出してくれると期待しています」と話した。