レジェンド葛西紀明(43=土屋ホーム)が、3位に入り自身の持つ最年長表彰台記録を43歳7カ月に更新した。1回目に138・5メートルで3位、2回目も134メートルと安定したジャンプで合計259・5点で昨年12月以来今季2度目の表彰台に立った。「1回目はほぼ完璧なジャンプだったが、2回目は飛び出しの瞬間で力が入ってしまった。勝ちたかった」と悔しがった。

 サプライズ発表があった。大会後に行われたギネス世界記録の表彰式で、第1子となる長女が前日30日に誕生したことをファンの前で報告した。「生まれた時にオギャーと泣いて涙がポロリと出た。子どものためにもこれからも頑張っていこうと思う」と新たな誓いを立てた。

 1回目トップだった伊東大貴(雪印メグミルク)は7位だった。アンデシュ・ファンネメル(ノルウェー)が今季初勝利を上げた。