久光製薬が3-1で日立に逆転勝ちして2シーズンぶり5度目の優勝を決めた。

 全日本選手権との2冠。日立は初のリーグ制覇を逃した。久光製薬のエースアタッカー長岡が、2度目の最高殊勲選手賞に輝いた。

 第1セットを21-25で失った久光製薬は新鍋、長岡が強打を決めて第2セットを25-23で奪うと勢いづいた。第3、4セットもサイドからの攻撃で突き放して25-19、25-17と圧倒して連取した。日立はサーブレシーブが乱れて得点源のパオリーニとセッターの連係も合わず、立ち上がりの好調が続かなかった。

 男子の決勝は豊田合成-パナソニックの顔合わせで13日に東京体育館で実施される。

 ▽中田久美・久光製薬監督の話 日立さんにはずっと勝っていなくて、厳しい戦いになると思っていた。最後は自分たちの力を出し切ろうと臨んだ。勝つことは大変だけど、こういう(喜びの)瞬間があるからやれるんだと思う。

 女子の個人賞は次の通り。(数字は受賞回数)

 ▽優勝監督 中田久美(久光製薬)(3)

 ▽最高殊勲選手 長岡望悠(久光製薬)(2)

 ▽敢闘賞 佐藤美弥(日立)(1)

 ▽得点王 ラヒモワ(トヨタ車体)(1)

 ▽スパイク(決定率) ディクソン(東レ)(1)

 ▽ブロック 荒木絵里香(上尾メディックス)(5)

 ▽サーブ ラヒモワ(1)

 ▽サーブレシーブ 新鍋理沙(久光製薬)(3)

 ▽レシーブ 新鍋(4)

 ▽ベスト6 ラヒモワ(1)迫田さおり(東レ)(4)長岡(4)パオリーニ(日立)(1)岩坂名奈(久光製薬)(2)佐藤美弥(日立)(1)

 ▽ベストリベロ 佐藤あり紗(日立)(1)

 ▽最優秀新人 古賀紗理那(NEC)

 ▽優秀GM 中村貴司(NEC)(3)