バドミントンでリオデジャネイロ五輪出場を確実にした男子シングルスの佐々木翔(トナミ運輸)、女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)ら日本代表が2日、出場権争い最終戦のアジア選手権が開催された中国の武漢から成田空港に帰国し、アジア制覇で五輪金メダルに弾みをつけた高橋は「いいレースの締めくくりだった」と笑顔で語った。

 決勝の相手は、優勝すれば切符を獲得できた福万尚子、与猶くるみ組(再春館製薬所)だった。松友は「私たちは前回出られなかった悔しさを持って4年間やってきた。複雑な思いはあったが、何かを変えるつもりはなかった」と述べた。

 佐々木は、違法賭博問題で桃田賢斗(NTT東日本)が世界ランキングから抹消され、日本勢最上位として出場権が回ってきた。「これからしっかり準備をして、最高のパフォーマンスを出したい」と、引退の場と決めている2度目の五輪に気合を入れ直した。

 五輪出場枠は5日付のランキングで決まる。