世界ランキング6位で第6シードの錦織圭(26=日清食品)は、同1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)に3-6、6-7のストレートで敗れ、決勝進出はならなかった。

 息詰まる熱戦を演じた。第1セットは中盤まで互角の戦いも3-4で迎えた第8ゲームをブレークされ、そのまま3-6で落とした。

 第2セットも2-2からブレークを許すが、終盤に驚異の粘り腰を見せた。4-5で迎えた第10ゲーム、0-40と後がない状態から4度のマッチポイントをしのいでブレークに成功。今大会、初めてジョコビッチが許したブレークだった。6-5と逆に追い詰めたが、タイブレークに持ち込まれ力尽きた。

 両者の対戦成績は錦織の2勝8敗。2014年の全米オープン準決勝で勝利してから7連敗となった。