世界ランキング6位で第6シードの錦織圭(26=日清食品)が、同12位で第11シードのリシャール・ガスケ(29=フランス)を6-1、6-4のストレートで下し、準々決勝進出を決めた。両者の対戦成績は錦織の2勝6敗。前週のマドリード・オープンに続き、錦織が連勝した。

 第1セット、いきなりブレークに成功すると、そこから4ゲーム連取し6-1で奪った。ややペースを落とした第2セットも4-1から追いつかれたが、リードは許さず6ー4で取った。

 錦織は試合後「(第2セット4-1から追いつかれた場面は)少し相手のペースになりかけて流れが行きそうだったんですけど、(第9ゲームを)危なげながらも何とかキープして、そこから気持ちをリフレッシュしてプレーしました」と終盤の勝負所を振り返った。

 準々決勝は13日。世界ランク2位で第3シードのロジャー・フェデラー(34=スイス)を破り8強に進んだ同15位で第13シードのドミニク・ティエム(22=オーストリア)と対戦する。錦織は「バックが強い選手なので、そこに注意してやりたいと思います」と話した。

 



錦 織26-1
6-4
0ガスケ


第2セット


   101112
錦 織       6
ガスケ         4

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

【第10ゲーム】 ガスケのサーブ。ジュースの末、錦織がブレークし勝利を飾る

【第9ゲーム】 錦織のサーブ。15-40からジュースに持ち込み、錦織がキープ。ガッツポースの錦織に対し、仕留めきれなかったガスケは思わずラケットを投げてしまう。

【第8ゲーム】 ガスケのサーブ。ジュースの末、ガスケがキープ

【第7ゲーム】 錦織のサーブ。ジュースの末、ガスケがブレーク

【第6ゲーム】 ガスケがラブゲームでキープ 

【第5ゲーム】 錦織のサーブ。40-0からジュースと粘られるが、5度のジュースの末、錦織がキープ。錦織は小さくガッツポーズを繰り返す

【第4ゲーム】 ガスケのサーブ。ジュースの末ガスケがキープ

【第3ゲーム】 錦織のサーブ。3度ダブルフォールトを犯すなど苦しむが2度のジュースの末、錦織がキープ

【第2ゲーム】 ガスケのサーブ。30-40から長いラリーの末、バックハンドのストレートを決め錦織がブレーク

【第1ゲーム】 錦織のサーブ。セットが変わっても錦織がゲームを支配。錦織がキープ

 

第1セット


   101112
錦 織       6
ガスケ            1

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

【第7ゲーム】 ガスケのサーブ。15-40から最後はフォアハンドのクロスで鮮やかなリターンを決めた錦織が完ぺきに近い内容で第1セットを先取

【第6ゲーム】 錦織のサーブ。40-15から最後はサービスエースを決め錦織がキープ

【第5ゲーム】 ガスケのサーブ。40-30から錦織がネットプレーからのドロップショットを決めジュースに持ち込むがガスケがキープ

【第4ゲーム】 錦織のサーブ。15-40から錦織が粘ってジュースに持ち込む。最後は錦織のドロップショットにガスケが動けず、錦織がキープ

【第3ゲーム】 ガスケのサーブ。30-30から錦織のバックハンドのストレートが決まる。最後も長いラリーを制し錦織が連続ブレークに成功

【第2ゲーム】 錦織のサーブ。積極的に前に出る錦織がポイント連取。ラブゲームで錦織がキープ

【第1ゲーム】 ガスケのサーブで試合開始。いきなり0-40と錦織がブレークのチャンス。バックハンドのクロスが決まり錦織が幸先よくブレークに成功

試合前 前の試合が長引き、試合開始が遅れる。日本時間19時以降に試合開始予定だったが同21時10分、待たされた両者がコートに登場。コイントスに勝った錦織がレシーブを選択

 

 

錦織の今季日程と成績一覧

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