第3シードで世界ランク6位の錦織圭(26=日清食品)が、第2シードで同5位のスタン・バブリンカ(スイス)を7-6、6-1のストレートで下し、マスターズ大会3度目の決勝進出を果たした。

 第1セットで先にブレークを許したが、第8ゲームから3ゲーム連取して追いつき、タイブレークでも5-6から連続ミニブレークで7-6と逆転。最後はバブリンカのリターンがアウトし8-6で制して先取。勢いに乗った第2セットは、バブリンカの信じられないミスも飛び出して立ち上がりから5ゲームを連取して圧倒した。

 決勝では第10シードのガエル・モンフィス(フランス)を6-3、6-2のストレートで下した第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と、マスターズ大会初優勝を懸けて対戦する。対戦成績は錦織が8連敗中で、2勝9敗。直近では今年のイタリア国際で準決勝で6-2、4-6、6-7で逆転負けしている。試合開始は日本時間8月1日午前5時以降の予定。

 過去のマスターズ大会決勝では、14年マドリード・オープンでラファエル・ナダル(スペイン)と対戦し、6-2、4-6からの第3セット途中で体調不良で棄権。今年のマイアミ・オープンではジョコビッチに3-6、3-6で敗れ、ともに準優勝に終わった。