日本がワールドグループ初の5戦全勝で全日程を終えた。エースで世界5位の錦織圭(26=日清食品)は、この日も欠場。3日間の今対戦ではダブルス1試合を戦っただけで、今週から2週間の休養となる。「しっかり充電したい」と、準備万全で10月3日開幕の楽天オープン(東京・有明)で3度目の優勝に挑む。

 今季も「最終目標はロンドン」と、11月13日から始まる年間上位8人が資格のある最終戦ATPツアー・ファイナル出場を目指す。現在、出場レースでは5位。すでにジョコビッチ(セルビア)マリー(英国)バブリンカ(スイス)の3人が確定し、残りは5枠だ。

 加えて自己最高世界4位復帰も視野に入る。現在、4位のナダルと世界ランクの合計点差はわずか65点。しかし、ナダルは、今後、1140点が失効する。錦織の失効点は360点。楽天オープンの結果次第で、4位復帰は目の前だ。楽天の後にはマスターズ上海大会が控え「まずはアジアで頑張りたい」と、活躍を誓った。