日本体操協会の渡辺守成専務理事(57)が19日、都内で行われた国際体操連盟(FIG)の総会で新会長に選出された。

 五輪実施競技では、死去する94年まで国際卓球連盟(ITTF)会長だった荻村伊智朗氏以来となる国際競技連盟(IF)の日本人会長。渡辺氏はブルーノ・グランディ現会長(イタリア)と会見に臨み、「会長になったからといって、上の立場になるとは思わない。縁の下から世界の体操を支えていきたい」と話した。選挙でも119票中、100票の支持を集める圧勝。任期は17年から4年間となる。