日体大が順大を3-0で下し、3位となった。最も印象的な選手が対象のMIP賞には、チームをけん引した日体大の柴田真果主将(4年)が選ばれた。

 日体大は各セットの勝負どころで辻村りこ(2年)がクイック攻撃を成功させると、姉の夏子(4年)もスパイクを決め、順大を突き放した。

 前日の準決勝はフルセットの末、鹿屋体大に敗れた日体大。根本監督は「選手が疲弊していたので、切り替えていこう」と気合を入れ直した。結果は気持ちのいいストレート勝ち。「4年生が歯を食いしばってくれたので、メダルマッチが取れた」と同監督は笑顔を見せた。

 銅メダルは取ったが、記念となる30回目の優勝は、また来年以降に持ち越された。根本監督は「後輩たちが今日の雰囲気を引き継ぎ、来年には何とか形にしたい」と話した。

【女子準決勝】

 日体大3(25-20、25-23、25-23)0順大

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