リオデジャネイロ五輪柔道男子90キロ級金メダルのベイカー茉秋(22=東海大)が6日、都内で行われた「キットメール」販売開始セレモニーに出席し、意外な一面を明かした。

 キットメールは09年から販売開始。「きっと勝つ」の語呂で受験生のお守りとなっているチョコレート「キットカット」に応援メッセージを書き添えて郵送できるもの。

 ベイカーはキットカットに合わせて赤のネクタイを着用して登場。“甘党男子”であることを明かし「試合当日の朝や試合の合間は絶対にチョコを食べる。チョコはエネルギーになるので進んで食べています」と話した。

 リオ五輪での「勝負曲」について聞かれると「テンションが上がるアップテンポの曲をよく聞きます」と説明した一方で「普段はゆったりオルゴールというか…。ゆったりした曲も好きです」と意外な回答もした。

 ベイカーはキットメールに今、一番応援したい人へメッセージを投函(とうかん)した。ハンガリーの大学の医学部に在籍するいとこ宛てに「最後まで諦めないで、立派な医者になって」と記した。「3浪してやっと医学部に合格した。医者という夢を諦めずに頑張ってもらいたい。(リオ大会での自身の活躍が)『刺激になって俺も頑張る』と聞いたので、良い刺激になれば」とエールを送った。

 セレモニーには、リオ五輪重量挙げ女子48キロ級銅メダルの三宅宏実(31=いちご)も出席した。