SP2位の宇野昌磨(19=中京大)が、フリーで192・36点を出し、合計280・41点で初優勝を果たした。

 演技後、宇野は「ショートで課題としてきたセカンドジャンプが決まらず、ファイナルが終わり、そればかり練習して自信を付けて望んだが、それがうまくいかずにすごく悔しくて悲しかったが、フリーの前半で思うように着氷できずに、でもサルコーやトーループで、これまでの練習が無かったら出来なかったかなと思い、ファイナル終わってからの練習が、意味があったんだなと。すごい嬉しかったです。ショートではプレッシャーを強く感じた訳ではなかったが、身体が動いてできなかったという自信の無くし方が、公式練習でも引きずってしまい、(フリーでは)『このままではいけない』と気持ちを切り替えて、練習の成果が出せて良かった。世界選手権のような終わり方をしなくて良かったと思い、泣いてしまいました。(フリーの演技は)笑顔で滑ろうと思ったが、笑顔なのかよく分からない顔になりつつ、でも『やるぞ』という気持ちの中、前半ジャンプの軸がずれたが、それでも何とか耐え、後半に全部コンビネーションを付けることが出来て、良かったと思います。(今後の課題は)試合への持っていき方が難しく、うまくいく回数を1回でも多くなるように頑張って行きたい」と話した。