同級生対決で惜敗した。2年前の準優勝者、神(じん)巧也(23=シチズン)が平野友樹(24=協和発酵キリン)に3-4で競り負け、4強入りはならなかった。

 明大時代にダブルスを組むなど、学生時代から互いに高め合ってきた相手で「手の内を知り尽くしている」と読み合いとなった一戦。強烈なフォアハンドを武器に第1、第2ゲームを連取するが、第3セットに「サーブの種類を変えてきて、様子を見ちゃった」と第3ゲームを3-11で奪われ流れが変わった。最終第7ゲームではタイムアウトを取った後の3-3からミスし、「あれで勝負ありですよね」と4-11で試合を取られた。

 前日にはリオデジャネイロ五輪団体銀メダリストの吉村真晴(名古屋ダイハツ=23)を撃破も「勢いを利用してリスクを背負っていけなかった。置きにいった。悔しい」と勢いのまま勝ち進めず、姿を消した。