新潟の3連勝はならなかった。名古屋Dに74-85で敗れた。順位は中地区3位のまま。17点リードされて迎えた後半に猛追を開始し、第4クオーター(Q)には一時、66-67と1点差まで追い上げたが、反撃もここまでだった。

 手が届きかけていた白星を、もぎとることはできなかった。前半終了時で27-44。新潟はここから粘りを見せた。「アグレッシブに行こうと思った」というパワーフォワード(PF)クリント・チャップマン(27)が、後半だけで22得点。第4Qの残り4分59秒ではチャップマンのシュートで66-67と1点差に詰めた。

 だが、攻撃に出た分、リスクもつきまとった。ターンオーバーは第4Qだけで7。試合を通しては17に上った。ミスを重ねる中で、逆転の機会を逃し、終盤に突き放された。

 前日21日の試合でポイントガード(PG)畠山俊樹(25)が負傷。この日の出場時間は1分38秒にとどまった。そんな駒不足の中で追い上げる地力は見せた。PG五十嵐圭(36)は「後半のような試合を続けられるようにしていかなければ」と前を見据えた。【斎藤慎一郎】