田中刑事(22=倉敷芸術科学大)が77・55点に悔しさをにじませた。冒頭の4回転サルコーが3回転になるミス。キレのあるステップで観衆の手拍子を誘ったが、演技終了直後には首をかしげた。「最初のジャンプを失敗して、100%の気持ちが入りきらずに、悔しい演技になった」と反省を口にした。

 昨年12月の全日本選手権で2位に入り、18年平昌五輪の枠取りがかかる世界選手権(3月29日開幕、ヘルシンキ)への出場を決めている。19日のフリーで巻き返し、弾みをつけたいところだ。