男子プロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道SF桜井良太(33)が体を張って3連勝を呼び込む。9日の北海きたえーるでの公開練習は腰痛のため別メニューも、マッサージを受けながら横目でチームの動きをチェック。明日11日からの中地区2位三遠ネオフェニックス戦へ「今日は大事を取って休んだが、週末の試合は何とかいける。勝って次につなげたい」と意気込んだ。

 残り19戦で、東地区2位のアルバルク東京とは17勝差。チームにとって地区2位でのプレーオフ進出には、三遠2連戦と18日からの新潟2連戦を勝ち抜くことが生き残りの最低条件だ。この間、13日には34歳の誕生日を挟む。「誕生日はやっぱり気持ちよく迎えたい。連勝を伸ばすというより、しっかり三遠戦から4つ勝って、上との差を詰め、下との差を開けることに集中したい」と前を向いた。

 07年に折茂とともにトヨタ自動車から前身レラカムイ入り。10年間、北海道のバスケット界をけん引してきた。NBL時代の昨季、初のプレーオフ進出を果たすも、1勝を挙げられなかった。「B1初年度に何とかプレーオフで1勝したい」。元日本代表の経験を生かし、土俵際からの逆転劇を演出する。【永野高輔】