東日本大震災から丸6年のこの日、熊本ヴォルターズと福島ファイヤーボンズが対戦した。昨年4月の熊本地震を踏まえ、被災地のチーム同士による復興メモリアルゲームとして実施。会場に「がんばっぺ福島 がんばるばい熊本!」の横断幕が掲げられた。

 試合前には選手たちが福島県の被災地への募金を呼び掛け、犠牲者に黙とうをささげた。両主将は選手宣誓をして、福島の村上慎也主将が「忘れられない今日という日に両チームが戦う。いろいろな思いのこもった歴史的な一戦」、熊本の小林慎太郎主将は「遠く離れた両県だが、思いは同じ。バスケットボールを通じて元気や勇気、感動を届けたい」と述べた。

 試合は熊本が85-59で勝利し、両チームに温かい拍手が送られた。終了後は互いの健闘をたたえ合い、復興への応援メッセージが書かれたチーム旗を交換した。