ジャンプの男女を通じて歴代単独最多の通算54勝目を目指した高梨沙羅(クラレ)は127メートル、126メートルの合計251・0点で2位にとどまった。

 男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)と並ぶ歴代最多勝利の記録更新は来季に持ち越しとなった。

 世界選手権銀メダルの伊藤有希(土屋ホーム)が130メートル、124・5メートルの258・7点で優勝、今季、通算とも5勝目を挙げた。

 既に2季連続4度目の個人総合優勝を決めていた高梨は1回目で3位につけたが、逆転勝利はならなかった。勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は10位、岩渕香里(北野建設)は12位だった。

 W杯個人総合順位は伊藤が高梨に次ぐ2位となり、勢藤は12位、岩渕は18位だった。