2020年東京五輪・パラリンピックで実施されるスポーツクライミングの第3回東京選手権大会のスピードが16日、東京・昭島市の「MORIPARK Outdoor Village」で開催され、昨年のボルダリングの世界選手権銀メダリスト野中生萌(19=東京都連盟)が13秒87で優勝した。

 野中は「フランスでの合宿でやった時は14秒台でした。まだまだ無駄な動きがあるので修正できると思います。ボルダリングに比べると単純な競技ですが、極めることは難しいと感じました。10秒台を出せるようこれから取り組みたいです」と言った。

 東京五輪でのスポーツクライミングはボルダリング、リード、スピードの3種目の複合競技として行われる。スピードについて日本には公認の専用ウォール(壁)が未整備となっており、4レーンを完備した昭島市内の公認ウォールの完成は、今後のスピード強化へ向けて大きな追い風になることが期待されている。