世界選手権王者の羽生結弦(22=ANA)が83・51点の7位とまさかの出遅れだ。

 冒頭の4回転ループが空中で抜け、続く4回転サルコーで手をつくミス。3回転トーループとの連続ジャンプにつなげられなかった。演技後は天を仰ぎ「ごめんなさい」。米歌手プリンスの「レッツ・ゴー・クレイジー」を使用するが、「明日(21日)がプリンスさんの命日。こんなんじゃ、顔に泥を塗ってしまうようなもの」と悔しさをかみしめた。

 点数が表示されても、表情を変えなかった羽生。日本のエースとして、21日のフリーで巻き返しを図る。