史上最高の観衆が集まったホームアリーナで、栃木ブレックスは地区優勝を決めることができなかった。

 ホーム最終戦で、年間観客数も10万672人と、チームで初の大台を突破。昨季の7万312人から、約3万人も増えた。そんな熱烈なファンの後押しを受け試合に臨んだが、今1番勢いに乗る千葉の攻撃力はすさまじかった。第1Qから第3Qまで、千葉ジェッツに取られ、一時は20点差を付けられた。コツコツと得点を積み重ねても、千葉の3点シュートで突き放される。結局、千葉に15本の3点シュートを決められた。第4Qで30点を挙げ見せ場は作ったが、それも千葉の司令塔・富樫勇樹の連続3点シュートで突き放された。トーマス・ウィスマン・ヘッドコーチは「厳しい負け。序盤ではなかなか勝機を見いだせず、終盤で気持ちの入った戦いをすることはできたが、もう少し追いつける戦いをしたかった。千葉はシュートの確率が良く、勝つべくして勝った」と試合を分析した。