体操世界選手権の女子公式練習が23日、ドーハの試合会場で行われ、杉原愛子(19=朝日生命)は激しい腰痛を抱えながら全4種目を通した。座薬も使用したが「歩くだけでも痛い」状態。それでも「やらへんかったら外される。自分から出る可能性をあきらめたらゼロになってしまうので、やりきりました」と本来の難度からは下げた。この日の試技次第では補欠の内山由綺(スマイルク)を日本から呼ぶ可能性もあったが、立ち消えた。

杉原はリオデジャネイロ・オリンピック(五輪)団体総合4位入賞に貢献した1人。団体3位以内で東京五輪の出場権が得られるだけに「1種目でも貢献したい」と、28日の予選に向け、必死の調整を続ける。(ドーハ=高場泉穂)